冬の仕事。

お米作りをしてて

『冬は何をしてるんですか?』

といろんな方に聞かれます。

 

冬の間は、圃場(田んぼ)の補修と

土づくりばっかりしてます。

イノシシに掘り返されて、壊されるので汗

 

特に重点的にやるのが土作り。

土壌改良剤を入れ、牛糞堆肥を入れます。

微生物がしっかり活動できる環境を作ります。

 

牛糞堆肥とはもとは牛のう◯こ。

皆さん肉ブームやなんやらでたくさん肉を

食べてるわけですが。

 

もちろん肉は肉になる前は牛やったわけで

元気に生きていたわけです。

 

生きてるって事は当然何かを食べて

当然う◯こをするわけで。

 

そのう◯こをどうにかしないと、う◯こが

どんどん溜まっていって牛を育てれないって

事になります。

 

う◯こにまつわるストーリーです。

 

だから、そのう◯こを木材やもみ殻なんかと混ぜて発酵させて、牛糞堆肥を作って

 

それを田んぼに返すわけです。

そうやって循環してるんですね。 

お互いに課題と解決が連鎖していく。

 

そうすれば、一見無駄に見えるものでも

無駄じゃなく価値に変わる!という事です。

 

以前、山口大学農学部の荒木教授が

ふと言葉にしてたんですが

 

『堆肥は地域資産ですよねー』

と言ってはって

 

最近、それがずっと頭に残ってて。

『ほんまにそうやなー』と思って。

堆肥撒きながら頭の中をぐるりぐるり。

 

その地域に農業があって林業があって
畜産がある。

 

もみ殻や木材の端材なんかが循環して
牛糞堆肥ができる。

 

その堆肥を自然に返して
また新しい循環が始まる。

 

循環ってただ回すだけじゃダメで

関わり合う事で支えあう。
バランスを取る事で未来が見える。

 

という部分が重要なんじゃないかと。

 

地方を盛り上げる!街を盛り上げる!

といろんな話がありますが

 

花火みたいにパッと派手に散って

無くなっていく事が多いです。

 

その地域に根付く『循環をデザイン』する事が

すごく大切なんじゃないかと思います。

特にこれからね。

 

牛糞堆肥から始まって

ぶっ飛んだ話になりました笑

 

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