ある95歳老人の詩

いろいろ考えるコトがあります。

いろいろ思うコトがあります。

いろいろ感じるコトがあります。

 

 

未来を創造して、過去を振り返って

今を考えます。

 

 

そういう時に、心地よくさせてくれる詩。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

『ある95歳老人の詩』

 

 

もう一度人生をやり直せるなら・・・・

 

 

今度はもっと間違いをおかそう。

 

もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。

絶対にこんなに完璧な人間ではなく、もっと、もっと、愚かな人間になろう。

 

この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。

 

もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、もっと不衛生に生きよう。

 

もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。

 

もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。

 

もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。

 

もう一度最初から人生をやり直せるなら、春はもっと早くから裸足になり、秋はもっと遅くまで裸足でいよう。

 

もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。

 

 

もう一度人生をやり直せるなら・・・・

 

 

だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない。

 

 

私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?

 

 

自分に規制をひき、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、構えたり、落ち込んだり ・・・・

 

もっとリラックスしよう、もっとシンプルに生きよう、たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。

 

 

 

人生は完璧にはいかない、だからこそ、生きがいがある。

 

 

 

ピータードラッカーが亡くなった歳に書いた詩。

 

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